NAGONブログ

ハースストーンがメイン

Zooデッキガイド

100戦ほどzooを使って気づいたことをまとめます。

1月末ラダーはこのデッキのみを使用し、最高4位、12/31 12:59時点で11位を記録しました。

f:id:nagon1609:20180131214338p:plain

ウォーロックといえば【キューブロック】や【コントロールウォーロック】でしたが、1月下旬あたりから【Zoo】の上位報告が増えてきて、いわゆる勝ち組デッキなのではないかと思い使い始めました。実際強かったです。リストはOmbreさんのものをそのままコピーして、結局1枚も変えることのないまま月末を乗り切りました。

特徴 

最初は【テンポローグ】の劣化かと思ったのですが、そうでもないです。

強力な1マナミニオンと《ドゥームガード》、《魂の炎》で【テンポローグ】よりライフを詰める性能が高く、【ハイランダープリースト】やコントロール系のウォーロックに対して有利に戦えます。

また、対アグロも、1マナミニオンの質が高く、最序盤のボードの取り合いで有利に立ちやすく、《卑劣なるドレッドロード》が活躍することもあり、かなり有利に戦えます。
一方で、単体除去を持ってないのが弱点です。【コンボドラゴンプリースト】には大幅に不利がつきます。2ターン目に2/5が着地するだけでかなり辛く、こちらのミニオンを利用されたり、全体3点も厳しいです。

《ケレセス公爵》使い回しのブン回りはないものの、《マルシェザールのインプ》+《ドゥームガード》は決まれば強力です(ただし、マリガンでは狙いません)。

マリガン 

マッチアップ関係なくよくキープするのは、

《ケレセス公爵》、《南海の船長》、《コボルトの司書》、《炎のインプ》

です。

《回廊漁り蟲》もよくキープしますが、先攻の時に対コントロールで手札が悪いと全部返すことがあります。とはいえ、対コントロールではaoeで流された時の再展開要員として重要な役割を担うので、対アグロほどではないものの強力なカードであることには違いありません。

《南海の船長》はこのデッキで《ケレセス公爵》に次いで強い部分で、このカードを3ターン目に出せるかどうかが序盤の盤面に大きく影響します。特に、このリストには他の海賊が入っていないため、キープしないとハンドパッチーズになりやすいです。後攻なら1ターン目ミニオンからの2ターン目コイン船長(もしくはコイン議員で次船長)が強力で、先攻で1ターン目ミニオンから2ターン目タップ、3ターン目船長という動きになったとしても、充分に戦える動きです。カニが入っていそうな相手でもキープすることが多いです。

コボルトの司書》は例えるなら強化版《ファイアフライ》といったところで、【キューブロック】のそれよりも強力なのでキープして損することはほとんどないです。

他1マナミニオンの中では、スタッツの優秀な《炎のインプ》が優先度が高く、1/3ミニオンはケレセス等のより良いカードを期待して返すことが多いです。ただしパラディンやハンター相手には1/3ミニオンの価値が高まります。

リストについて

確定枠でない部分のカードについて語っていきます。

《グレイシャル・シャード》は、このデッキで対応しにくい大型ミニオンへの足止めとして、また、このリストではやや不足気味の1マナミニオンを補う形で採用されているものだと思われます。テンポが取れそうな時に適当に投げていいです。対【ハイランダープリースト】では丁寧に盤面を取っていたらライフを削る機会を逸するので、相手のミニオンを凍結させて顔に行くことが多々あります。他に入れたいカードがあった場合に真っ先に抜くことを検討するカードでもあります。

海賊ミニオンは、このリストでは《南海の船長》と《海賊パッチーズ》のみですが、《ブラッドセイルの海賊》を入れたリストもあります。が、個人的な意見としては、《南海の船長》のみにした方がいいと思います。【テンポローグ】と違って、1マナ海賊を入れなくていいくらいにはこのデッキの1マナミニオンは層が厚く、強力です。また、【テンポローグ】の海賊達とは違い、パッチーズが出せないとものすごく弱く、《南海の船長》から《海賊パッチーズ》を出す強力な動きもしにくくなります。《ケレセス公爵》とマナカーブが噛み合いにくいのもわずかながらマイナス要素です。

《サロナイト鉱山の奴隷》は環境に合った強カードで、2枚入れて問題ないカードです。ケレセスでバフされた時と対アグロで強いのはもちろん、対【ハイランダープリースト】においても、このカード1枚で4点クロックと及第点で、単体除去では処理されにくく、相手のトレード効率を阻害する効果があるため、こちらの蟲を相手の場のラザから守りながら顔に行く、といったプレイができます。2/3というサイズは有利トレードされやすいですが、《卑劣なるドレッドロード》で補えることもあります。2体場に出るので、蟲カウントも進みやすく、《ボーンメア》にもつながりやすくなります。

《スペルブレイカー》はテックカードなので1枚のリストもよく見ますが、2枚あってもいいくらい便利でした。コントロール系のウォーロック相手にはもちろん、対プリーストにおいても欲しい場面が多かったです。沈黙で相手のドローを阻害することで、aoeやDKが引かれにくくなる他、《宴のプリースト》に沈黙をかけて顔に行くプレイも可能になります。

《屍山血河のグルダン》も入っていいカードです。早期に引いてしまった場合でもディスカードの弾になることがあり、そこまで邪魔になりません。

採用していないカードで、入れたくなったのは《ネルビアンの解絡師》ですが、このカードがなくても【ハイランダープリースト】には有利が取れていると感じたので、採用しませんでした。

主なマッチアップ

対【ハイランダープリースト】有利~五分

《ドラゴンファイア・ポーション》、《心霊絶叫》、《影刈りアンドゥイン》の有無に注意しながら、これら以外で盤面をクリアされない程度に盤面を取りながら、かつ流された時に再展開できるように、適度にライフタップしつつ攻めを継続しましょう。ラザDK揃ったら負けの時は《影刈りアンドゥイン》をケアしない動きをすることもあります。どんなに盤面を強力にしてもaoeを使われるとリセットされてしまうので、ボードクリアを意識しすぎず、適度に顔に行った方がいいことが多いです。最序盤はより早く盤面の打点を揃えることを意識して、全力展開します。ゆえに、1/3ミニオンはマリガンでほとんどキープしません。

対【コンボドラゴンプリースト】不利

序盤の相手のミニオンが処理できないとそれだけで負けることがあるので、《マルシェザールのインプ》+《魂の炎》がセットであればキープしたいです。《ダスクブレイカー》は可能なら蟲や議員でケアしたいですが、ケアできないことが多いです。適度に盤面取られた状態で《ドラゴニッド諜報員》を出されるだけでもうつらいです。勝ち方があったら教えてほしいくらいです。

対コントロール系のウォーロック 微有利?

序盤はaoeを意識しつつライフを詰め、中盤は《スペルブレイカー》を構えながら《ボーンメア》等でaoeでは流せないくらい強力な盤面を作ることを目標にします。9ターン目に素出しされた《ヴォイドロード》を沈黙させてリーサルを出すのが勝ちパターンの1つです。

対アグロ全般 有利

雑ですがだいたい最後まできちんと盤面を取り続けた方が勝ちます。

 

おわり。意見質問等歓迎です。もしあればtwitterにお願いします。

1:15追記:ハンドパッチーズの多いデッキですが、パッチーズ引いても、ケレセスが引けなくても勝てる時は勝てるので投げ出さずしっかりプレイするのがコツです。