知っていると得するかもしれない!?ミッドレンジシャーマンで役に立つ5つの小技
ミッドレンジシャーマンのガイド記事は有用なものが充分に出回っているので、このブログでは、ガイドに書かれにくい細かいテクニックを5つ挙げようと思います。
僕が最近使っているリストはこちら
シャーマンプロの方々にとっては当たり前のことばかりになるかもしれませんが、あるあると思いながら読んでください。
1.ウォリアーのライフ○○止め
これは有名ですね。コントロールウォリアーのライフを12以下にしてしまうと《報復》が飛んでくるというやつです。
《血の渇き》が採用されているリストだと特に有効で、盤面を維持して《報復》圏外からのバーストを狙うことが可能です。
じゃあライフ13まで削ればいいんだな!と思った方、ちょっと待ってください。
ウォリアーは自分にダメージを与える手段を2つ持っています。
①武器でミニオンを殴る
②《強打》を自分に使用する
これら+《報復》をケアすべきか加味したうえで、ライフをいくつまで削るか判断しなければなりません。
この画像の場合、時を巻き戻して3/1トーテムの攻撃をキャンセルし、挑発トーテムで顔を殴ってライフ16にするのが良さそうです。
2.先殴り《呪術》
ミニオンで先にフェイスを殴りきってから、挑発持ちでない相手の大型ミニオンに《呪術》を使用し、カエルを残した状態でターンエンド。
この意識していないとできない一連の流れが最善となることがあります。
0/1を攻撃力の高いミニオンで殴るとそれだけライフを詰めるのが遅くなります。
カエルを残しても相手に利用されない場合、次の自分のターンにより低い打点で処理できそうな場合、このようなアクションを取るのが有効になります。
このような場面は特に対ドルイドで多いです。
3.武器装備前ポータル、呪文前ポータル
そもそもRNGは先に処理するということを意識していれば損しにくいと思いますが、《メイルシュトロームのポータル》を先に使うことで後の動きに恩恵を得られる可能性があります。ちなみに11/22現在、スタンダードの1マナミニオンは55体いるようです。
ただし、同じくRNGカードである《ライトニングストーム》から使った方がいい局面は多々あります。
追記:ヒーローパワーも場合によっては後から使用した方がよさそうです。
4.配置問題
《炎の舌のトーテム》の効果を最大限活用しよう!というアレ。
《禁じられし儀式》が採用されているZooの《ダイアウルフ・リーダー》絡みの配置問題と似ています。
個人的に思うのは、左側を厚くしすぎて右側を疎かにしてはいけない、ということ。
たしかにヒロパトーテムや《野獣の精霊》は右側から出てきますが、返しのターンで右側のミニオンがAoEに巻き込まれて全滅してしまった、などといった事態は避けたいです。
《ダイアウルフ・リーダー》よりもバフ値が大きいので、片側を失った時の損失もより大きいです。
特に対ドルイド等、ライフを詰めたいマッチアップでは、両側を生き残らせてフェイスに行けるだけで充分強いです。
例外として、次のターンで《バーンズ》を出すことが確定している場合、バフしたいミニオンを左側に持ってきた方がいいこともあります。
5.ミラーで《トンネル・トログ》をキープすべきか
某所で議論されていたみたいなので。
先手:《トーテム・ゴーレム》《炎の舌のトーテム》があればキープ
後手:《精霊の爪》がなければキープ
共通:2枚目はマリガン
僕はこんな感じで試しています。確実に言えるのは、ミラーの《トンネル・トログ》は思考停止で残せるほど強いカードではない、ということくらいでしょうか。
シャーマンミラーを制すために必要なことは、
- カードの消費を最小限に抑えつつ、序盤の盤面を確保する
- リソースを確保しつつ、相手にAoEで流されても負けないように展開する
- 相手に盤面を取られてもライフが0になるまでにAoEで盤面を取り返す
- 最終的に盤面を取り、相手に返されない状態を作る
です。このリソースという面で、《トンネル・トログ》は《精霊の爪》や《トーテム・ゴーレム》に有利トレードをされやすいので微妙になることがあります。
一方で、序盤の盤面確保として働いてくれることも多いので、残すかどうか悩ましいです。
今回はここまで。次環境までの間、良いシャーマン生活を送れることを願います。
手札読みについて
今回は「手札読み」について最近気づいたことを書こうと思います。
皆さんはどれくらい相手の手札を読んでいますか?
僕は正直あまり相手の手札を見るのは得意ではないです。
手札なんて読まなくても勝てる、くらいに思っていました。
が、昨日の大会で手札読みが不十分だったせいで負けを喫したので反省を込めて今回のテーマにしました。
- 手札読みとは
この記事では「相手がベストなプレイをすることを前提として、相手のプレイから相手の手札を絞り込む技術」と定義します。
- どういう時に使えるか
相手が不自然なプレイ、弱いプレイをしてきた時が手札読みのチャンスです。
特に顕著なのが、相手がマナを余らせた時。
相手の手札にマナをより多く使えるカード、余ったマナを使えるカードが無いことが推測できますね。
- どういう時に使いたいか
相手に○○を持たれていなければ勝ち、持たれていたら負け、といった時に勝負しにいくかどうかの判断に使えることがあります。特に相手がAoEを持っていないか、単体除去を持っていないか、は読めると便利です。
さて、これだけだと多くの方にとって既知のことを述べているにすぎないと思うので、現環境で相手の行動から手札が読めるケースをいくつか挙げようと思います。
- 5マナ、手札が少ない状態で《滋養》でマナ加速をしてきた
- こちらの盤面にミニオンがいる状態(または)相手のライフに余裕がある状態で《妖獣の激昂》でアーマーを増やしてきた
- RNG次第で全滅しない状況下で《ライトニングストーム》を撃ってからヒーローパワーを使用し、マナを使い切った
1.ドローでなくマナ加速を選択したことから、マナさえあれば戦える重いハンドであることが分かります。巨人、ラグ、マリゴスといった重いミニオンが重なっている、2枚目の滋養がある、スペルダメージ+なぎ払い等の必殺コンボが揃っている、等の可能性が考えられます。
2.ヨグサロンやスペルダメージ+なぎ払い等の強力なAoEを次のターンに使ってくる可能性があります。このターンに使ってこないのは単純にマナが足りないからです。
3.相手のミスでなければ手札に《メイルシュトロームのポータル》がある可能性が高いです。確実に場をクリアしたいが、できればカードの消費を抑えたいときにこういった手順でのプレイになることがあります。
ちなみに、昨日の大会で何がいけなかったかというと、シャーマン対ドルイドで1、2の兆候がありながら相手のムーンキン+なぎ払いを警戒せずに並べすぎてしまったのがミスプレイでした。。
他にも見つけたら追加します。
ヒロイック酒場レポ(12勝1敗!)
ようやく始まりましたね!
僕にはこれという得意デッキがないので何を持ちこむか悩みました。
最近流行っているヤシャドルイドもものすごく強力で面白いデッキなのですが、
・多いであろうシャーマンに不利
・事故率がそこそこある
・ドルイドミラーで相手により良い動きをされると対処できない
ことから、使わずにシャーマンに逃げました。
(デッキレシピ)
よくあるミッドレンジシャーマンですが、シャーマンミラーを意識したリストを使いました。
・野獣の精霊1枚、アージェントの騎兵1枚
野獣の精霊はシャーマンミラーではオーバーロードが重く、不利な盤面では容易に処理されやすく、有利な盤面では過剰展開になりがち(AoEがささってしまう)、とあまり良いカードではないです。
そのため、小回りの利く騎兵にしました。
後攻1Tトログからのコイン精霊が決まりにくくなるので、対ドルイド、対ローグは若干悪くなりますが、これらよりもシャーマンの方がよりたくさんいたので結果オーライです。
・コボルトの地霊術師1枚、AoE4枚
シャーマンミラーはAoEを効率よく使った方が勝つ、って書いてある記事を読んだ記憶
があった(http://www.vicioussyndicate.com/midrange-shaman-mirror/)のできちんと枠を割いています。そのため、対ドルイドは悪化しています。
・マナの潮のトーテム2枚、ハリソンジョーンズ
ミラーでは先にリソースが尽きた方の負けなので多めに取っています。そのため、対ドルイドは(省略
・血の渇き1枚
ミラーを意識してだいぶ軽くなってしまったのでバランスを保つために1枚といったところでしょうか。このカードにかなり助けられました。
というわけで、初戦でドルイドに負けたものの、ミラーを4回くらい制して12勝達成できました。
応援してくれた方、祝ってくれた方、ありがとうございました!